本「君と会えたから‥‥」(著:喜多川泰)★★★★☆

予想とのギャップ:★★☆☆☆
夢中になれる  :★★★★☆
発見あり    :★★★★☆
総合      :★★★★☆

君と会えたから……

君と会えたから……

 

 Kindle Unlimitedの対象になっていたので、無料で読めてしまった。
この著者の本はまだ2冊しか読んでいないけれど、今回も鳥肌が立つような強いメッセージを感じた。

まず、元気になる。

本に出てくる「ライフリスト(行ってみたいところ、やってみたいこと、達成したいことをどんどん書く)」を書いてみたら、地味な内容がほとんど。
自動的に一定の枠に収まるように、知らず知らずのうちに制御してしまっている。
それではつまらないから、「実際にできるかどうかは置いておいて」書くと、「海外だけでなく宇宙にも旅行に行きたいんだった」とか出てきて、わくわくする。
楽しい。
本の主人公のように17歳高校生じゃないけど、まだまだ平均寿命的には何十年もあるし、やりたいことやったらいい、気持ちになる。

そして、ああまずは「人に与えよ」だったと思い出す。

「自分が幸せじゃないと、他人を幸せにはできない」考え方が自己啓発書に出てくるし、それはもっともだと思う。
自分を犠牲にする必要はない。
我慢して嫌々ではなく、たぶん自然にやればできる「自分が人にしてあげられること」を毎日積み重ねていくと、合わせ鏡のように「自分が達成したいこと」の実現につながるんだったな、と。
同じ著者の「運転者」と通じる考え方なんじゃないかと。
人のために何ができるか、社会に役立つことは…の発想は、高校生の時に全くもってなかった。あるいはあっても、表面的だった。
今、違和感なく「こんな便利な社会で快適に生活させてもらってる」から「何か私ができることはあるのか」と考えられるのはうれしい。

最後に、人生は有限だと思い出す。

わかってる当たり前の話。みんないつ死ぬかわからない。
あと何日生きていられるのか?
だから好きにしたらいいんだった!と前向きな気持ちに。