AI分析でわかったトップ5%社員の習慣(著:越川慎司)★★★☆☆

期待とのギャップ:★★★☆☆
夢中になれる :★★☆☆☆
発見あり :★★★☆☆
総合 :★★★☆☆

AI分析でわかった トップ5%社員の習慣

AI分析でわかった トップ5%社員の習慣

 

この手の本はあまたあるが、”AI分析”にひかれて読んでみた。
結果、AIで分析したからといって特に内容にサプライズはなかった。
が、いくつか真似したいことが書いてあったので、自身の行動パターンと照らし合わせてみることに。

まず耳に痛いのが「良かれと思ってやってしまう行動」の中の、「作業充実感に浸る」こと。”いいことだから”とまでは思っていないが、”がんばったな””量をこなしたな”と、満足感を持つことがある。それ自体悪くはないと思うけど、その満足感で終わってしまうと、成果を出すためにその作業が存在することを忘れてしまうということになる。
「作業効率が上がったことに満足する」も同じ。重要度の観点を忘れて目の前の仕事でいっぱいだとこうなる。
「作業充実感に浸る」「作業効率を上げる」だけで止まらないように、「何のためにそれをやってるのか?」目的をきちんと押さえる必要がある、ということだと理解した。

普段意識してるつもりでも、やはり成果を出すのに重要だと実感したのは、「会議で心理的安全性を提供する」ことと「フィードバックを得る」こと。
特に「フィードバック」は、相手から伝えてくれることはめったにない。やり遂げた仕事でも会議での報告でも、どう思ったか、自分から聞きにいかないとなかなか情報を集められないと実感している。あえて聞くのはちょっと恥ずかしいし、やや抵抗感があるが、思いもよらない意見を聞けるチャンス。

新しい習慣として取り入れたらよさそうなのは「振り返りの時間を取る」こと。
全くやってないわけではないが、意識的に「一連の経緯を振り返って、次にどう活かすか考える時間をとる」ことを定期的にできていない。