「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)を読んで

「原因」と「結果」の法則を久しぶりに読み返しました。 

「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則

 

 

100年以上前に書かれた自己啓発書のバイブル(らしい)。
自己啓発書はたくさんあるけれど、要はこの「原因と結果の法則」を理解しておけばよいのだなと思います。因果応報、笑う門には福来る、自業自得…など意味が似てる言葉もありますね。

何か不都合や気に入らないことがあると、「相手のせい」「誰かのせい」「環境が悪い」「タイミングが」などと、自分以外に原因や責任を押し付けてしまうことがあります。
これが、「なんだ自分のせいか・自分が原因か」とわかると、非常にすっきり。
何も、自分の身に起きるすべてのことに自分が直接的な原因を作った、と言いたいわけではありません。自己犠牲の精神を持つわけでも、卑屈になるわけでもありません。

起きた不都合・気に入らないことの背景に、何かしら自分が関わっていることがあるな、と思うようになりました。
つまり、次は変えたければ変えられるということです。

この本から元気をもらえるのは、自分の周りの環境は、他でもない自分自身で作っていること、変えられること、望み通りにできる、ということ。自分次第ということ。

 

半面、「自己責任である」ことを突き付けられます。
嫌なことの責任を人に押し付けても何も解決しない、自分が変わらないといけない、何もしなければ何も手に入らない、と。

自分自身のことはそれでいいとして、周りへの対応は少し迷いますね。
誰かが愚痴や文句を言っているときに、「あなたにも何か悪いところがあったのでは」とはなかなか言えませんので、「そうなんですねー」と共感だけしてあまり立ち入らないようにしてます。
仕事に関しては「で、どうする?」と言うことにしてますが…うれしい役割ではありません。