「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。(著:文道 藤𠮷豊 小川真理子)★★★☆☆

期待とのギャップ:★★☆☆☆
夢中になれる :★★☆☆☆
発見あり :★★★☆☆
総合 :★★★☆☆

とてもありがたい本。
ベストセラー100冊分の共通ノウハウをランキング形式でまとめ、解説してくれている。
これだけ読めば、多くのライターが身に着けている、文章の書き方の普遍的なコツがわかるので、他の文章テクニック本は読まなくていい。
ぜいたくな本。

7つの基本ルール~ワンランク上の文章を書くための13のポイント~気を付けるとさらに文書がよくなる20の秘訣と銘打って、40のポイントが挙げられている。
ほとんどは、それはそうですよね、とどこかで聞いたことがある内容。ベストセラー100冊の要約本なので、当然そうなる。

2つ3つ、発見があった。
例えば30位の「考えるために書く」。文章にすることで自分の考えを整理し、まとめることができるという趣旨で、言われてみると普段実践している。
頭にある他人に説明したいことを、文章に起こしてみると、単に考えていたときと比べて内容が明確になり、関連する情報を思い出したりして、完成度が上がる。

「新しく知ったポイント」は少なかったが、「わかりやすい文章を書きたい」ときに頼りにできる本として、重宝しそう。