一流の頭脳(著:アンダース・ハンセン)★★★★★

期待とのギャップ:★★★★☆
夢中になれる :★★★★★
発見あり :★★★★★
総合 :★★★★★

一流の頭脳

一流の頭脳

 

この本を読むと「運動しないとまずい」「運動したくてたまらない」と居ても立っても居られない気持ちになる。
実際にランニングシューズを買って、ずいぶん久しぶりに走ってみた。

著者が本にうそを書く理由が思いつかないし、実験を基にした科学的な説明なようなので、書いてあることを鵜呑みにして生活に取り入れることにする。耳寄りな情報「運動が脳トレより脳細胞にいい」が世間に知られていない・メディアで話題にならないのは、「売れる新薬」ならともかく、誰ももうからないことに広告費かけて宣伝しないから、というのが腑に落ちたし。

同じ著者の「スマホ脳」でこの本を知って読むまで、ランニングには全く興味がなかった。ただ走るだけなんて何が楽しいんだろう?と。
体力は、たまのアウトドア、初心者向けのトレッキング等を楽しめるくらいは維持したいと考えていて、余分に鍛えるつもりはない。ランニングは、私にとっては過剰な運動の範疇だった。

本を読んだ後も、必要以上に体を鍛えようとは思っていない。
が、適度な運動・有酸素運動が、脳細胞を増やすことにつながる、ストレスを減らす、集中力が上がる、モチベーションが高まると知ってしまったので、「運動しよう」と焦りに似た感情がわいてきた。